気が付けば

聞いてる。
「おすすめの本ありますか?」「おすすめの映画ないですか?」「おすすめのお店ってどこですか?」
そこで答えられた本、映画は全部見てみたいし、店にも行ってみたい。

ほんと、こういう質問最近多いよなおれ、ってさっき風呂の中で気付いた。
職場の人は感覚が近い気がして、でもやっぱりちょっと違うから、そんな人たちがすすめてくれるものはすげー面白いんだよね。

今読んでる本は坂本龍一の「非戦」とヘルマン・ヘッセの「シッダールタ」
これは別にすすめられたわけじゃないんだけど。

後者に関して言えばほんと「なんじゃこれ?」って内容なのね。昔のおれの感覚だったら。こいつら何いってんだ?って。それが今じゃ理解、とまではいかないのかもだけど「そういうこともあるな」って思えちゃう。

今は「知」の欲求がすげー膨らんでるなって自分でも思うんだけど、
このヘッセの本を見て「わかる」必要はないんだよね。逆に言えばわかんない方がいいのかもしれない。
世の中にはそういったことがたくさんある。知らなければよかったってこと。
感覚の先に見える「扉」なり「境界線」だってそうだ。
そんなもん見えない方が楽に決まってるし、知らない方がいいんだ。

おれは昔思ってたんだけど「知る」ことが自分を不幸にしてしまうんじゃないかなって。
知らなければ、それはそれで幸せだったんじゃないかなって。
だから「欲」がなければ幸せに生きてけるんじゃないかなって。

でももっと昔は「好奇心こそが人生を楽しむカギだ」って思ってた。
すなわち「知りたい」と思うことだよね。

んで今はどっちかっていうと後者だな。
あるもんはしょうがないから知って行こう。知りたいんでしょ?って。

更にあの頃よりもポジティブな解釈ができるし、落ち着きもあると思う。

思えば2年半前、旅にでた理由は「自分が生まれてきた理由が少しでもわかるんじゃないかなと思って」だもんね。
今となればおれも若かったなーって思うよ。
今だって哲学的なことは考える。でも一歩引けてるんだよね。

様々なことを知ってポジティブな解釈を加えることが出来たなら、それを自分の中にしっかり吸収できたなら、とても魅力的な大人になるのではないかなー。

余裕を持とう。

落ち着こう。

まだ先は長い。
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by oto-no-ha | 2005-02-04 01:01 | dialy
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